4期目の成果その18

4期目の成果その18

遠くまで穏やかな音質で声が届く『ホーン アレイ スピーカー』を提案し防災無線に実装

 

 防災無線放送システムは市民の生命財産を守る大切なインフラです。
 本市において、徐々に新しい質の高いシステムを導入することが計画的に進められてきました。
 
 では市民の声を聞くとどんな意見があるかというと…
 「聞こえない」と「やかましい」という相反する2つの意見が聞かれます。
 スピーカーから少し離れた場所などでは「聞こえない」し、スピーカーの直下周辺では「やかましい」というものです。
 私もそれは痛感していたところですし、「距離に関係なく安定した穏やかな音量音質で聴き取れないかなぁ」と漠然と思っていました。
 
 従来の「ホーンスピーカー」はラッパの広がりのように広角に音を拡散させることで音を伝搬させるため近く(特に直下)はとてもうるさく、遠くになると音が届かなくて聞こえない、という冒頭のような市民の声とおりの特徴がありました。聞こえにくい場所を減らすため、近隣に複数のスピーカーが立ち、それぞれが時差で聞こえるものだからますます聴き取りにくいものとなるわけです。
 
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 もう6年ぐらい前でしょうか…当時の会派で防災無線の勉強をしようということで見聞する中で、「ホーンアレイスピーカー」の存在を知りました。
 「ホーンアレイスピーカー」とは、角型ホーンスピーカーを連結した、新しい形のスピーカーです。
 複数のスピーカーから同じ音を同時に出しつつ、それぞれの音が伝わっていく過程で重なり合い、力を増すようにコントロールすることで、従来のホーンスピーカーに比べ2~3倍の距離まで明瞭な音を届ける事ができる上、垂直方向の指向性を狭くする事により設置場所直下での音量を抑え、近隣住民の騒音問題解消にも役立つことを知りました。

 
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 穏やかな音質で近くも遠くも同じように聴こえるということは、スピーカーの本数を減らすことができます。
 丘の上から集落に向ければ集落を効率的に網羅することも期待できます。さらに当時は東日本大震災直後であり、津波によって防災無線のスピーカー柱が流される事態を招くことが問題でしたが、ホーンアレイスピーカーなら津波の及ばない高台に設置すれば流されることも少なくなるというメリットもあります。


 その後、佐賀県伊万里市でホーンアレイスピーカーの試聴実験があるという情報が入ってきたので、市の担当課に声掛けし、一緒に実験を見せてもらいました。また、その半年後ぐらいに佐世保市吉井町、江迎町、世知原町でまた実験があるという情報を仕入れたのでまた市の担当と見せてもらいました(蛇足ですが、積極的に情報を仕入れると事態が好転することを実感しました)。

 ホーンアレイスピーカーは確かに期待通りの音質でしたのでその後の議会での論議の中で導入を推す発言を繰り返しました。昨年度から行われている生月町の防災無線改修においてホーンアレイスピーカーが一部採用されたことは私としては地元の安全安心に寄与できたと理解しています。