4期目の成果その20

4期目の成果その20

議会への『タブレット導入』の議論をリードし、遂に今年度予算が計上され可決成立!


 本会議や委員会のときにスマホ、タブレット、PCなどの電子機器を持ち込んで使うことは現在の平戸市議会では禁止されています。

 議会とは「十分な情報を得たうえで活発な議論や討議を行い、自治体の意思決定を行う機関」であると理解しています。
しかし…
 ①地方自治法や平戸市条例集(加除式の分厚い冊子)は平戸市議会には議員の人数分ありません。
 ②あまり詳しくない地名などが出てきても議場で地図帳を持たなければ「それどこ?」状態です。
 ③知らない言葉や概念が出てきても調べようがありません。
 ④以前配布された資料を参照したくてもどうしようもありません。


 さらに…無駄を無駄として省力化する指向性は常に持っていなくてはなりません。
しかし…
 ⑤一回の定例市議会で発生する資料は少ない時で厚み4cm、多い時で15cmぐらいの膨大な量になります。毎回その資料にパンチで穴を開けて、キングパイプファイルに綴じ、議案ごとにインデックスを付ける作業に数時間費やします。
 ⑥議案の差し替えが必要になったらその課の職員が朝早くから議会フロアに貼りついて議員が当庁するのを待ち伏せして修正に奔走します。
 ⑦議題の中で、以前配った資料が必要になったとき、持参していない議員対策として職員はあらかじめその資料を再コピーしておき、必要な局面になったら議員に配布します。前日配った資料でもその場に持っていなさそうな議員がいることを想定して全員分コピーを準備していたりします。それが「できる職員✨」って構図も変ですよね。議員がずぼらなだけなんですけど。…ちなみに使わず終いのときはたぶん捨てているんでしょうね。

そして議会事務局は…
 ⑧議員に通知や連絡を行うとき、(ア)メールのある議員にはメールを送る(イ)メールがなくFAXがある議員にはFAXする(ウ)メールもFAXもない議員には郵送する…という方法にしています。さらにどれにしても読まない議員がいるかもしれないので受け取ったか確認するための電話をかける、という涙ぐましい努力をしているのです。

 

 これらの問題を解決すべく「議会へのタブレットの導入」を平戸市議会では10年以上にわたり議論してきました。
 今年6月議会においてやっと第一歩となる予算計上ができましたので、ついにタブレット元年となりそうなところまできたと言えるのでしょう。
 

 これからの時代の議会のあり方に進化すべきです。
 これが若い候補者を呼び込むためにも有効でもあります。
 要するにこれは「時代の要請」です。



 しかし上述した通り、我が市議会はこの合意に至るのに10年かかりました。
 
 「何をしたいのか(WHAT)」ではなく、「誰が主導しているか(WHO)」で妙な力が働くことがあります。これを「政争の具」と言うには情けないレベルです。

 フェーズごとに工程を一歩ずつ前進して仕様を固めていく手法がまったく通用せず、いつまでたってもやるのかやらないのかグレーな言い方で煮え切らない。
 はっきりさせるために採決しようとしても「全会一致で進めるべき」とかなんとか初めて聞く「慣習」とやらを持ち出す。
 合意に至ったと理解していたことを、後日「ことばの認識が違う」とかなんとか言って骨抜きにしてしまう。
 やらない理由をひとつずつ潰していくと「時期尚早」とか「他の自治体の動向を見極めてから」となる。
 さらに悪質なのは「どの業務がどれだけ簡素化していくら浮かすことができるのか、費用対効果を出せ」と迫る。机上論で計算して算出してもいいけど…それ出したら重箱の隅をつつき始める。
 彼らは固定電話だけの時代から携帯持ったときに家庭でそんな議論をしたのでしょうか?

 民主主義のあり方は時代とともに進化していますが、それに取り残された議論しかできない人は「去れ!」と言いたいくらいです(これはパワハラやセクハラも同じように言えると思います)。
 詳しくはここに書きませんが、たしなめると乱れたり駄々をこねるタイプは成熟した組織ではとっくに淘汰されるものですが、そうではない組織もあるもんです。
 今後は、不埒な出来事があったら、SNSやブログでもっとあからさまに書いたほうがいいのかもしれないとも思ったりします。

 
 ともあれ、10年かけてついに本年6月に議会へのタブレット導入予算が可決されました。
 今期(平成29年度~令和3年度)は前期議会運営委員長としてタブレット導入の議論を苦しみながらリードしてきました。後期は議運から抜け、タブレット検討会に志願し、計画策定と合意形成に汗をかきました。

 今度はそれをどう活用するか、ということをこれまでの机上論から実際の運用として実現しなければなりません。
 本年10月の改選後の議論になるのでそこをリードすることが私に求められていると自負しています!